中國は現在、無人偵察機、無人ヘリコプター、無人車両などの技術開発に全力を注いでいる。13億の人口を擁する大國が人力を使わない「無人技術」を次々と開発し、無人戦闘機、偵察機などで実踐力をもつ米國に全力で追いつこうとしている。無人機が未來型の戦略兵器であることを考えると、こうした技術の開発と蓄積が北東アジアの軍事力のバランスにも影響することになるだろう。韓國紙?中央日報が22日、伝えた。
「中國中航工業直昇機製造所が開発した無人ヘリが高原地域における初の試験飛行に成功した」とあるメディアが伝えた。同無人ヘリ「U18」は甘粛、青海など海抜1060メートルから3060メートルの4カ所で試験飛行を15日間実施。同機は最大離陸重量230キロ、40キロの物資を搭載しながら4時間飛行が可能という。インドとの領土紛爭などに備えた偵察用無人機で、小型偵察裝置を搭載し、低空偵察作戦に投入されるとみられている。
今月4日、米製高高度無人偵察機「グローバルホーク」に外観がよく似た中國の高高度(上昇限度18キロ)無人偵察機「翔竜」が初めて公開された。中國の軍事愛好家サイトに同機が滑走路を走る様子が公開、中國初の戦略型無人偵察機とされた。中國の政府系メディアの報道によると、離陸重量7.5トン、最高時速750キロ、最大飛行距離7000キロ。ということは、その作戦範囲は中國から飛び立って朝鮮半島全域、さらにはグアムにまで到達するということだ。すでに実戦配備を整えたという聲もある。
日本の産経新聞は、中國が最近南中國海で軍事演習を行った際、無人航空機を飛行させているのを海上自衛隊の航空機が寫真撮影したと伝えた。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2011年7月25日