■日韓紛爭の解決は困難
領土紛爭は単純な正誤の問題ではなく、歴史の殘した試練だ。國連海洋法條約に基づき、竹島(韓國名:獨島)の帰屬問題は両國間の距離が400カイリ未満の海域における排他的経済水域(EEZ)の線引き問題に直接関わってくる。貓の額ほどの小島の背後には、莫大な海洋資源と経済的利益が隠れており、これが日韓領土紛爭問題の解決を困難にしている。
國際問題の専門家は「島國という特徴が小さな土地でも爭い、全く妥協しないという強烈な國土意識を両國にもたらしている。しかも両國共に、互いに國境を接する大陸國家が國境紛爭を処理する上で長年にわたり培ってきたノウハウや譲り合い、相互理解の意識を欠いている」と指摘する。
この島の主権をめぐる日韓の紛爭は、短期間では解決困難と見ていいだろう。
「人民網日本語版」2011年8月4日