首相の頻繁な交代という「日本病」が典型的な癥狀となり、西側(cè)諸國政府の信用と威信は人々の間で揺らいでいる。大統(tǒng)領や政府首脳の座に長く留まる方法ばかり考えていて、どうして國家発展の大局を計畫するための力を殘せるだろうか？世界各國の共通利益を守るに十分な意志を持てるだろうか？

民主の価値に疑いの余地はない。だが、民主を効率低下、責任転嫁の代名詞にすることはできないし、すべきでもない。ある國々で民意の溝が埋めがたく、政府の指導力と執(zhí)行力が不足している場合、次のような疑問が生じるのも當然だ。これらの國々は政治體制に問題が生じているのではないのか？これらの國々、特に國際政治?経済秩序において「特権」を持つ大國は、グローバルな問題を解決する過程で十分な働きを果たせるのか？

米歐の政治體制が最良で、最も優(yōu)れていると根深く信じている人は相當おり、これはたてついてはならない「ポリティカル?コレクトネス」にすらなっている。こうした政治ロジックに従えば、発展途上國で起きる問題は全て政治體制に原因があり、先進國で起きる問題は政治體制のみを除く様々な原因が考えられるということになる。

「急速に発展する世界の中で、他の國は迅速かつ先見性ある行動を取っているのに、われわれ（米國）の政府は麻痺している。われわれの體制が世界史上最も偉大だと言い続けるのは確かにいいものだが、その機能を失った狀態(tài)でも言うのは頭の足りないチアリーダーのようなものだ」----。米CNNキャスター?ザカリア氏の考えは一定の代表性を備える。

完全無欠で、時代に合わせた進歩を必要としない政治體制は世界のどこにもない。西側(cè)諸國も同様に政治変革を必要としている。西側(cè)諸國は他國の政治改革にとやかく口を挾み、自國の政治の悪弊は見て見ぬふりをすべきでないし、その必要もない。米歐債務危機とその対応における西側(cè)諸國の苦境は、まさにこの點を物語っている。

「人民網(wǎng)日本語版」2011年8月28日