付 録
付録1 中國の対外経済技術援助に関する8原則
(1964年1月)
1、中國政府は一貫して平等互恵の原則に基づき対外援助を行う。つまり援助を一方的な贈與ではなく相互的なものとみなす。
2、中國政府は対外援助を提供する際、被援助國の主権を厳格に尊重し、けっしていかなる條件および特権も求めない。
3、中國政府は無利子または低金利貸付の方式により援助を行う。また、必要に応じて返済期限を延長し、被援助國の負擔をできるかぎり軽減させる。
4、中國政府の対外援助の目的は、被援助國の中國への依存をもたらすものではなく、被援助國が自力で、経済面で獨自の発展を遂げるよう助けるものである。
5、中國政府が被援助國に対して実施するプロジェクトは、低投資で速く収益が上がるものであり、被援助國政府の歳入を増やし、資金を蓄積するためのものである。
6、中國政府は中國國內で生産する最も高品質の設備と物資を國際市場の価格に準じて提供している。また、もしそれらが合意に達した規格と質に合わない場合は返品を受け入れる。
7、中國政府がいかなる技術援助を行う際も、被援助國の人員に十分に技術を掌握させることを保証する。
8、中國政府が被援助國の建設を援助するために派遣する専門家は、被援助國の専門家と同様の物質的待遇を受け、いかなる特殊な要求と特典も享受しない。