溫家寶総理は6日の全國金融政策會議で「わが國は依然発展の重要な戦略的好機にある。金融の改革?発展は貴重なチャンスと共に、多くの試練にも直面している」と指摘。今後一定期間の金融政策に求められるものとして▽金融改革?開放?発展の全面的推進▽中國金融業の総合的実力、國際競爭力、リスク対処能力の顕著な向上▽実體経済への金融の貢獻度の顕著な向上▽金融のマクロコントロール、規制?監督制度の整備▽完備され、合理的な構造と効率的なサービスを有し、安全かつ落ち著いた現代的金融システムの形成▽金融改革?発展の新局面の創出----を挙げた。
溫総理は「今後一定期間の金融改革?発展任務は非常に多く、かつ重いものだ。時機を捉え、重點を際立たせ、全體計畫と各方面への配慮を両立し、秩序良く進めなければならない」と指摘し、以下の點を挙げた。
(1)経済?社會発展のためにより良質な金融サービスを提供し、弱い分野への金融支援を強化する。
(2)金融機構改革を深化し、コーポレート?ガバナンスの強化に力を入れる。
(3)金融規制?監督を強化?改善し、システマティックな金融リスクへの的確な防止策を講じる。
(4)地方政府の債務リスクへの防止策を講じ、取り除き、財政?金融リスクの相互波及を回避する。
(5)資本市場と保険市場の構築を強化し、金融市場の調和ある発展を促す。
(6)金融マクロコントロールシステムを整備し、経済成長と金融の安定を効果的に促進する。