外交部の劉為民報道官は9日の定例會見で「中國は反體制派を含むシリア問題の関係各方面と連絡(luò)や意思疎通を保ち、和解と対話を促し、シリア情勢の緩和のために數(shù)多くの取り組みをしてきた。今後もシリアの関係各方面との意思疎通を強(qiáng)化し、平和とシリア危機(jī)の適切な解消のためにたゆまず努力していく」と表明。次のように述べた。

シリア「全國民主変革勢力民族調(diào)整機(jī)構(gòu)」（以下略稱「機(jī)構(gòu)」）幹部らが中國人民外交學(xué)會の招待で6-9日、中國を訪問し、テキ（羽の下にふるとり）雋外務(wù)次官や外務(wù)省アジア?アフリカ局の擔(dān)當(dāng)者と會談し、シリア情勢について意見交換した。

中國側(cè)はシリア問題における原則的立場を明らかにしたうえで、次のように強(qiáng)調(diào)した。中國はシリア情勢の推移を注視しており、シリア當(dāng)局など関係各方面に対し、あらゆる暴力を即時停止し、的確な措置を講じて緊張を緩和し、市民の犠牲を避けるよう呼びかける。シリア人民の変革への要求、および自らの利益を守るための理にかなった訴えは尊重されるべきだ。シリア政府は改革の約束を的確に果たし、各方面が幅広く參與する包括的政治プロセスを早急に開始し、対話と協(xié)議を通じて溝や対立を解決すべきだ。

中國はシリア人民全體の友人であり、シリア問題において私利はない。中國は一方の庇護(hù)者でも、一方に極力反対しているのでもなく、シリア人民の根本的利益の擁護(hù)、中東地域の平和と安定の維持、國際関係の準(zhǔn)則の維持を出発點(diǎn)および著地點(diǎn)としている。

「機(jī)構(gòu)」幹部らはシリア情勢に対する見解と主張を述べたうえで、中東問題に対して中國が長年とっている正義の立場を稱賛。中國側(cè)と意思疎通を強(qiáng)化する意向を表明し、中國が一層の役割を発揮し、シリア危機(jī)の1日も早い解消を共に後押しすることを希望すると述べた。

「人民網(wǎng)日本語版」2012年2月10日