外交部報道官:沖ノ鳥巖はEEZや大陸棚設定の基點にはならない
■中國漁政船がフィリピン船を「脅した」とのフィリピン側の説明は全くのでっち上げ
外交部の劉為民報道局參事官は29日の定例記者會見で、中國漁政船がフィリピンの船舶を「脅した」とのフィリピン側の説明について、主観と憶測に基づく全くのでっちあげだとしたうえで「黃巖島(スカボロー礁)は中國固有の領土だ。フィリピン側がもめ事を起こし続けて、事態をさらに複雑化させないことを希望する」と述べた。新華社が伝えた。
■沖ノ鳥巖はEEZや大陸棚設定の基點にならない
また、28日の定例記者會見では「沖ノ鳥巖(沖ノ鳥島)問題における中國の立場は一貫している。國際法に基づけば、沖ノ鳥巖は排他的経済水域(EEZ)や大陸棚の基點にはならない」と表明。沖ノ鳥巖を基點とする大陸棚の拡大を國連の大陸棚限界委員會が認めたとの日本側の発表について「大陸棚限界委員會は日本の大陸棚確定の結果を公表しておらず、日本側の見解が何を根拠にしているのか分からないが、國際的に主流の見方は日本側の主張を支持していない」と述べた。
「人民網日本語版」2012年4月30日