■アジア太平洋地域の安全と持続可能な発展の仕組みを構築すべく盡力

両者は、朝鮮半島の平和と安定を維持し、その非核化を実現することが関係各者共通の願いであり、この目標の実現はアジア太平洋地域の平和、安定、安全にとって極めて重要であることを再確認した。両者は、朝鮮半島の平和と安定を損なう、またはその非核化にマイナスなあらゆる行為に斷固反対し、関係各國が自制を保ち、朝鮮半島情勢の一層の複雑化を回避することを希望した。両者は、対話と協議が朝鮮半島問題解決の唯一の効果的な道であると認識した。中露は関係各國に対し、6カ國協議を早期に再開し、平和的方法で関係各者の懸念をバランス良く解決し、この地域の長期的な安定と平和を実現するよう呼びかけると表明した。

両者は、シリア?アラブ共和國の主権、獨立、統一および領土保全を斷固支持し、國連憲章の趣旨と原則を恪守し、シリア情勢の発展の中東さらには世界の平和と安定にとっての重要な意義を強調するとともに、シリア危機は衝突各者が暴力を停止し、包括的な政治対話を開くことで、かつ外來の干渉がない狀況下で公正かつ平和的な解決を図らなければならないとの揺るぎない考えを再確認した。両者は、外來の武力介入によるシリア危機解決の企て、および國連安全保障理事會などの場での「政権交代」の強行的推進への斷固たる反対を表明した。

両者は、武力の使用またはその威嚇に反対し、イランに対して過度の圧力を加えたり一方的な制裁をすることに賛同せず、イラン核問題においては積極的に仲裁努力を促し、対話と交渉を通じて平和的に解決し、情勢が引き続き対立の方向へ発展しないようにすることを主張した。特にアフガニスタン、西アジア、北アフリカ全體が不穏な情勢にある中、これは地域各國および國際社會に深刻な悪影響をもたらすと認識した。