中國外交部の劉為民報道官は8日北京で「中國は大陸棚限界委員會が沖ノ鳥礁(日本名?沖ノ鳥島)を基點とした大陸棚延長という日本の申請を認めていなかったことに留意した。この対応は公正で合理的であり、國際法に符合し、國際社會の全體的な利益を守った。中國はこれを歓迎する」と述べた。
大陸棚限界委員會はこのほどそのホームページで、日本の大陸棚延長申請に対する勧告の要旨を公表した。日本のメディアはこの勧告公表により、「沖ノ鳥礁を基點に大陸棚延長が認められた」とし、日本政府がこの地域の海底資源の開発を加速させる計畫だと公言した。これについて、劉報道官は、「大陸棚限界委員會は沖ノ鳥礁を基點とした南九州?パラオ海嶺の所屬に対して提案しておらず、これは同委員會がこれより先に発表した議長聲明と一致している」と強調した。
「中國國際放送局 日本語部」 2012年6月9日