フィリピンのアキノ大統(tǒng)領(lǐng)は2日、P-3C対潛哨戒機(jī)による南中國海係爭海域の監(jiān)視を米國に要請(qǐng)する考えを明らかにした。フィリピン大統(tǒng)領(lǐng)府、外務(wù)省は3日、これについて「進(jìn)攻性はなく」、中國は「挑発」と見なすべきでないと強(qiáng)調(diào)した。だが國際メディアの見方は「フィリピンと中國の緊張を激化させるだけでなく、米國と中國の緊張も激化させる可能性がある」というものだ。人民日?qǐng)?bào)系の國際情報(bào)紙「環(huán)球時(shí)報(bào)」が伝えた。

フィリピン國內(nèi)の反対派は「事実上國家主権を米國に割譲するものであり、米軍にフィリピン兵を接収管理させるに等しい」と大統(tǒng)領(lǐng)の方針を非難している。黃巖島（スカボロー礁）海域「休漁令」の繰り上げ撤回、米國との合同軍事演習(xí)、日本との防衛(wèi)協(xié)力協(xié)定の締結(jié)。フィリピンは最近、寄席演蕓のように頻繁に小細(xì)工を弄しており、そこに楽しみを見出しているようでもある。こうした軽率な行動(dòng)は「アジア最大の潛在的軍事衝突の輪郭を次第に明らかにさせつつある」と懸念するアナリストもいる。

ウォール?ストリート?ジャーナルは2日付論説で「南中國海情勢の緊張が続いている。中國の軍事力整備がほどなく試されることになるかもしれない」と論じた。香港の亜洲時(shí)報(bào)電子版は3日付論説で「互いに譲らぬ紛爭に一部の人は外交努力の頓挫を懸念している。南中國海には武力衝突勃発の危険性がある」とより率直な表現(xiàn)で警告した。

「人民網(wǎng)日本語版」2012年7月4日