2012年版の日本の軍事白書「防衛(wèi)白書」が7月31日に発表された。その後すぐに森本敏防衛(wèi)相が訪米したが、訪米中の最も重要な寫真はオスプレイ試乗時(shí)の數(shù)枚だ。1960年の「日本國とアメリカ合衆(zhòng)國との間の相互協(xié)力及び安全保障條約」(略稱:安保條約)締結(jié)後、日米は軍事同盟を深化し続け、今回の森本氏の訪米によってさらなる一歩を踏み出した。(文:陳言?日本問題専門家/日本産網(wǎng)站CEO)
今年モロッコと米フロリダ州で起きたような墜落?死亡事故が自らの試乗時(shí)に起きさえしなければ、森本氏は帰國後に自らの経験をもってオスプレイの安全性を強(qiáng)調(diào)できる。森本氏は8月4日、日本の報(bào)道陣に対して「オスプレイは想像以上に飛行が安定しており、騒音もなかった。できるだけ早く沖縄県知事と會(huì)い、説明するつもりだ」と特に強(qiáng)調(diào)した。帰國後に民衆(zhòng)を説得するための伏線を米國でしっかりと敷いていたのだ。
読売新聞(4日付)は「中國の軍事力拡大や海洋進(jìn)出、(日本の)南西諸島防衛(wèi)での米國との連攜、朝鮮の核兵器開発、災(zāi)害協(xié)力などが會(huì)談の焦點(diǎn)になる」と報(bào)じた。訪米ではやはり中國問題が大きく取り上げられた。日本の防衛(wèi)省は新たな軍事白書で繰り返し強(qiáng)調(diào)した中國軍事脅威と歩調(diào)を合わせるように東アジアの全ての周辺國と軍事的に対峙する姿勢(shì)を見せるだけであり、東アジアの安全保障問題は域內(nèi)各國がテーブルについて話し合うべきだという點(diǎn)は全く考慮にないようだ。
軍事機(jī)関は軍事的脅威を煽り立てなければ、國內(nèi)での巨大な既得権益を維持できない。軍事機(jī)関、軍人、軍需産業(yè)、その他軍事方面に飼い慣らされたジャーナリストたちが前面に出て來て世論作りをすることも理解に難くない。だが一國が隣國と溝をつくり、敵をつくろうと工夫を凝らすようでは、本當(dāng)にこうした敵が出現(xiàn)してしまうだろう。とりわけ日本の防衛(wèi)省は白書で中國に対する「警戒」を繰り返し強(qiáng)調(diào)するだけであり、軍事分野を含めた東アジアの相互理解に関する提言が見られない。これは奇異に映る。日本は周辺國に宣戦していないのに地域の安全保障は地域の住人が相談して解決すべきということを故意におろそかにし、ひたすら太平洋の向こう岸の米國との軍事同盟を強(qiáng)化し、米國を世界平和の守護(hù)神と見なし、東アジアを地域の安定の撹亂者と見なしているのだ。
■対中警戒の必要性を繰り返し強(qiáng)調(diào)する「防衛(wèi)白書」