日本メディアが報じたところによると、山口壯外務副大臣は8月31日に訪中し、APEC首脳會議で野田佳彥首相が胡錦濤國家主席と會談する方向で調整中だと明らかにした。また、藤村修官房長官も、APEC首脳會議での日中首脳會談など、両國の頻繁な首脳間交流を行うよう呼びかけている。
フィリピンのデル?ロサリオ外務大臣は8月29日、中國とフィリピンの首脳がAPEC會議期間に會談し、南中國海問題について討論する可能性があると明らかにした。同氏は「中國首脳との會談はフィリピン大統領にとって優先事項である」と指摘したものの、「會談はまだ未確定であり、雙方の代表団は計畫を制定中だ」とした。
中國人民大學國際関係學院の金燦栄教授は「日本もフィリピンも、會議期間中に中國首脳との會談を望んでいる。彼らは中國がもし本格的な報復措置を取れば困ることを知っている」と分析。「首脳會談が実現すれば、事態の抑制に有利となる。しかし、會談が実現する可能性は確かにあるが、実現に向けてはまだ障害が存在する」と指摘した。
「人民網日本語版」2012年9月6日