香港『文匯報』6日付の記事によると、11月の米大統領選に向けた民主黨全國大會が4日から開幕し、現任のオバマ大統領が正式に民主黨大統領候補に指名された。同日、採択された選挙公約にあたる黨の「政策綱領」では、対中政策に觸れており、アジア太平洋地域重視の戦略を掲げるアメリカの中國に対する外交政策が世界の注目を集めた。
政策綱領には、「平和的な成長と繁栄を続ける中國は、世界にとって極めて有益であり、アメリカは中國を世界的な難題に立ち向かうためのパートナーと見なしていることを再度表明する」と示されている。オバマ大統領は、中米の軍事関係を含めた協力関係の強化に引き続き盡力する考えである。また、政策綱領では「一つの中國」の原則について言明し、大陸と臺灣の両岸関係の平和的な交流を支援する旨を示している。人民元為替相場などの問題については、「國際経済の規則を遵守することの重要性」が強調された。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2012年9月6日