日本民主黨が政権與黨となってから、歴代首相は最高権力者の座にしがみついてきた。このほど開かれた臨時國會において、野田首相は再び野黨による倒閣を辛くも乗り切ったが、その権力の基盤には揺らぎが生じている。野田內閣は荒波の中をただよう泥船のようで、常に沈沒する危険性がある。
野田首相の所信表明演説について、日本メディアは「屈辱的」という言葉を用いているが、確かにその通りだ。演説前、野黨が過半數の議席を占める參議院が可決した問責決議案に対する検討が不十分だとして、野田首相は參議院での演説を拒まれた。野田首相はやむなく參議院のみで演説を行った。これは日本の立憲政治の歴史において、初の出來事だ。
從民主黨上臺執政以來,“賴著不走”成了歷任首相“戀權”的專用名詞。在日前舉行的臨時國會上,野田雖然磕磕絆絆地又一次過了在野黨的“倒閣”一關,但其權力根基已經動搖,其內閣如同一艘在狂風巨浪中飄蕩的“泥船”,隨時都有沉沒的危險。
談到野田的施政演說,日本媒體紛紛用了“受辱”兩個字。實際上也確實如此。在野田發表演說前,在野黨控制的參議院以首相對參院通過的問責決議檢討不足為由,拒絕首相登上參議院講臺。野田被迫轉向下院,僅在眾議院發表了施政演說,這是日本憲政史上從未發生過。