専門家たちは數年前、米國は衰退しアジアは臺頭すると警告した。しかし、2007年に筆者が指摘したように、米國が衰退するという予想は數十年前に始まったが、こういった見方は間違いだと何度も証明されている。米ニュースサイト「ザ?ハフィントン?ポスト」が伝えた。
対立の狀態に戻る
東アジア地域で領土問題が緊迫する中、保守派の指導者がトップに就任した。これは世界が調和の取れた狀態でなく、過去の対立狀態に戻ることを意味する。
韓國で、元獨裁者の娘の樸槿恵(パク?クネ)氏が大統領選で勝利した。日本で12月に実施された衆院選では自民黨と保守派の安倍晉三氏が圧倒的勝利を収め、中國などの隣國との領土問題に取り組む姿勢を示した。
日本と韓國に安定した同盟関係がない中、中國は影響力を絶えず高め、地域の力関係を変えている。韓國と日本は中國の影響力の抑制?均衡とアジアの政治の未來の構築において同じ戦略的利益を有しているが、両國は二國間関係を両國の苦難に満ちた歴史と領土紛爭で定義するという賢明でない方法をとっている。
概念自體に問題がある
「アジアの世紀」という概念自體に問題がある。アジアは一種の文明ではなく、それぞれ分かれた地域である。過去の影響力の大きい時代の特徴を見ると、「米國の世紀」、大英帝國、オスマン帝國、唐王朝、ローマ帝國、古代ギリシャなどの主流文化の影響力があった。當然、文化自體わかりにくい概念だが、アジア文化が過去の文化のように中心になれるかといえば、その可能性は低い。アジアは西側の概念であり、同地域への共感は弱く、そのうえ文化的に融和していないためである。