◇フィリピン、日本の支援を期待
日本メディアは、フィリピンは黃巖島(スカボロー礁)の領有権を巡って中國と爭っており、日本の支援を期待と報道。ロサリオ外相は先月、メディアのインタビューに対して「日本が國防軍を創立し、アジア太平洋における戦力拡大を歓迎する」と語っている。
また、日本はフィリピンに対し、鉄道や空港を整備するためおよそ540億円の円借款を供與する方針だ。
日本とフィリピンの海上安全保障面の連攜強化について、日本メディアはいずれも「中國けん制」が狙いと伝える。
TBSの報道は、日本としてはフィリピンと包囲網を構築し、釣魚島(日本名?尖閣諸島)問題で対立する中國をけん制する狙いがあると報道した。
岸田外相はデルロサリオ外相と會談後、日本とフィリピンは対中関係で同じ問題を抱えていると語り、「日本と同じく、フィリピンと中國の2國間関係にも大きな問題が存在する。そのため両國間で認識を共有し、情報交換しながら対応を考えていきたい」と述べた。
岸田外相はわざわざ釣魚島問題にも觸れ、中國政府は釣魚島の巡視を「自制」すべきと語った。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2013年1月11日