平和?発展を基調とする新たな時代において、米國の軍事同盟の國際関係における地位と役割が低下を続けている。その堅固で力強い同盟関係を誇張すれば、崩壊を加速するだけだ。NATOは米國の最も重要な軍事同盟だが、正確な戦略方針を見つからないことから、近年の新たな軍事行動がEU諸國の國民から強い批判を受けており、賛成者は數えるほどしかいない。歐州の同盟國の多くは軍事費を削減しており、NATOおよび新たな軍事行動に力強い資金援助を提供できない。NATOの東?南への拡大はすでに終わりを迎えたかのようで、新たな進展が得難い。アジアに向かい開拓すれば、安倍內閣の釣り針にかかり、大きな災いを引き起こし、NATOに深刻な損失をもたらすことになる。
平和?発展のグローバル化の時代において、米國が軍事同盟の強化、武力の濫用により世界をコントロールしようとしても、功を奏さないばかりか自國を傷つけるだろう。米國は世界平和の発展の流れを認識し、軍事同盟強化を諦め、同時に安倍內閣に平和的な発展の道を歩み、軍拡により戦後の國際秩序を破壊しないよう促すべきだ。米國はこれによって初めて、世界?アジア太平洋の平和?安定に対して建設的な役割を演じることができる。(筆者:呉祖栄 中國國際問題研究基金會米國研究センター執行主任)
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2013年11月21日