日本の自民黨は19日、第81回黨大會を開いた。連立政権を組む公明黨の山口那津男代表はあいさつで、靖國神社參拝などで悪化した中韓両國との関係修復に努めるよう安倍首相に求めた。
山口代表は近隣國との関係について「互いにあいさつを交わし、協力し合える関係をつくり上げなければならない」と指摘。憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使容認については、黨大會に先立ち「協議を通じた與黨の合意形成が必要」と述べた。
共同通信はこれについて、集団的自衛権の行使容認に向けて踏み出す安倍首相を牽制する狙いがあると指摘した。
報道によると、自民黨総裁である安倍首相は黨大會では憲法解釈の変更に言及しなかったが、同日可決の2014年の自民黨運動方針では、憲法改正を推し進めるため全國対話集會を行うことを明記した。
民主黨の海江田萬里代表は「集団的自衛権を行使しなくても日本は守れる。慎重に議論する必要がある」と指摘。結いの黨の江田憲司代表は「米國追従と理想主義のために行使を容認すべきではない」と表明。生活の黨の小沢一郎代表も慎重な議論を主張している。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年1月20日