「環球時報」26日付け記事　臺灣紙『中國時報』は25日、設置が発表されたばかりの中央國家安全委員會に対して、「超級大機構」という稱號を贈った。同記事によると、中國共産黨中央政治局は24日の會議で、重大危機に対応する中央國家安全委員會の設立を決定した。習近平國家主席が主席に、李克強総理と張徳江委員長が副主席に就任する。中央國家安全委員會は國家の名義により設立される機構で、3月の両會（全國人民代表大會?全國政治協商會議）の開幕後に初の會議を開き、その他の人事を発表する見通しだ。BBCは25日、中國公式メディアの報道を引用し、「中央國家安全委員會には若干數の常務委員と委員が加わるが、具體的なリストについてはまだ明かされていない。中央國家安全委員會は、中國共産黨中央委員會の國家安全業務の決定?協議機構であり、中央政治局?中央政治局常務委員會に対して責任を負い、國家安全に関連する重大事項と重要業務について統一的に協議する」と伝えた。

インドのマニパル大學の中國問題専門家であるナラパット氏は、「これは黨政システム間、および國家の各部門間のより良い協調を進めるためであり、権力を集中させるものではない」と述べ、西側諸國の習慣的な発想に疑問を呈した。ナラパット氏は25日に環球時報の取材に応じた際に、「中國は巨大な経済?安全の課題に直面しているため、こうするのは合理的だ。中央國家安全委員會の設立は、中國が直面している安全問題が増加しているためだ。これまでの問題解決方法は効率が低く、國家の指導者が中央國家安全委員會を率いる必要がある。その助手は、政府?黨內の二人の重要な同僚となる。一致して全體的に対応しなければ、安全問題を効果的に解決できない。鄧小平氏は黨內の集団協議による共通認識の形成を進めたが、これは習主席の指導により引き続き強化される」と指摘した。

ドイツのテレビ局は25日、「中國の新たな安全機構が発足した。新機構は強力な安全組織になり、軍事?公安?外交?情報?ネット安全問題、つまり中國の內部と外部の安全問題を結びつける。新機構は極東の臺頭中の大國にとって、必要かつタイムリーな機構である。中央國家安全委員會の設立は、新指導部の成功を示す」と報じた。韓國紙『韓國日報』は、「中央國家安全委員會の設立は、中國が日本の右傾化および國內の分離主義などの安全問題に、より積極的に対応することを意味する。中國がこれほど迅速に中央國家安全委員會の人事を発表したのは、安倍首相の悪霊參拝などの右傾化の動向と関連していないとは言えない。特に安倍首相がダボス會議で、中日が衝突する可能性を暗示してからの発表は絶好のタイミングであり、世界の目を引きつけた」と伝えた。

「中國網日本語版（チャイナネット）」2014年1月26日

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