■中國の國防費は完全に公開、透明
近年、中國の引き受ける國際的義務は日増しに増加している。アデン灣、ソマリア沖での護送はすでに常態化し、國際救援活動にしばしば人道部隊を派遣している。中國は國際平和維持部隊を國連安保理で最も多く派遣している國でもある。
陳氏は「中國は責任ある発展途上の大國として、國際的な責任や義務を日増しに多く引き受けている。國際平和維持活動、合同対テロ活動、國際救援活動、護送活動は、いずれも資金力と物的保障をより多く必要とする。海外での任務遂行に必要な経費は、國內の通常の経費の數倍、任務によっては數十倍にも達する」と指摘。「中國の適度な國防費の増加、國防力の強化は、世界平和に対する重要な貢獻でもある」と述べた。
中國にはいわゆる「隠れた軍事費」があるとの非難について、かつて『軍事透明論』を著した陳氏は「魂膽を抱いている者でさえなければ、中國の軍事的透明度が大幅に増加し、中國軍の開放度と透明度がかつてない水準にあることは誰もが認める」と指摘した。
中國政府は1998年以降、隔年で國防白書を発表し、國防費の投入規模と用途を詳細に説明。2007年には國連軍事費透明制度にも正式に參加し、毎年國連に軍事費報告を提出している。「中國の國防費は完全に公開されており、透明だ」と陳氏は指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年3月7日