ある中國の軍事専門家は25日、環球時報の取材に応じた際に、「公海で2機の軍機が遭遇するのは正常なことだ。係爭の存在する海域の場合、雙方は主権を主張し、相手國を監視し、さらに追跡が生じるのも比較的正常なことだ。中日両國の軍機の間で追跡が生じるのは、雙方が係爭地に対する主張を示そうとするからだ。中國は、自らの意図を強く表明した。中國はここで演習を実施しており、監視に來るならばそれに応じようではないか、ということだ」と語った。
同氏は、日本側が「30メートルの危険な距離」を何度も強調していることについて、「軍機が編隊飛行する場合、もしくは一方の戦闘機が後方から別の偵察機を追跡する場合、30メートルは比較的安全な距離だ。両機が移動中で、角度をつけて接近し、相譲らない場合、30メートルは危険な距離だ。日本側の情報を見ても、中國側には衝突を意図する挑発的な行為はなかった。接近は挑発ではない」と指摘した。
世界のメディアは中國の行動から、「領土主権の保護の決意」を読み取った。ブルームバーグは、「中日の東中國海の係爭のある島嶼の周辺海域、およびその上空の防空識別圏內で、緊張が生じる回數が大幅に増加している。中國が東中國海で示している、領土主権の保護の決意を軽視できない」と伝えた。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2014年5月26日