戸惑いによる先送りは弱さを意味する時もあるが、これは同時に反感や外交戦略によるものである可能性がある。「高圧的な措置」を使わないのは、実力がないからとは限らない。西側諸國が対抗的もしくは高圧的な手段を使うと、往々にして人員?経済?名譽の大きな犠牲が強いられる。武力の脅威により國益を得ることに対して、中國は慎重な姿勢を示している。これを証明しているのが臺灣だ。臺灣の大陸に対する経済面の依存度が増し、中國は銃を一発も打たなくても目標を達成できるかもしれない。これはロシアのクリミアに対する政策とまったく異なっている。
中國の外交には、実質的な內容が欠けているだろうか?海外は、中國が外交活動を実施する際に、注目を集めようとわざとらしいことをしていると批判している。
実際には、多くの國が自國の存在感をアピールするため、このような活動に全力を注いでいる。別の説によると、中國の実力不足は、外交活動の中で貿易を過度に強調し、外遊に投資目的の多くの企業高官が隨行する點に現れているという。しかしこれは、他の大國も同じことだ。
中國は無責任な國だろうか?同氏は、中國はグローバル?ガバナンスに參與しているが、その経済規模や潛在的な影響力にふさわしい貢獻をしておらず、國際的な影響力を大幅に低下させているとした。
中國がこの責任から逃れようとしている確かな証拠はあるのだろうか?これは西側諸國の偏見ではなかろうか?中國が「國際事業に參與し、大きな貢獻を成し遂げている」と言うならば、それは過大評価だ。中國は無責任な國と稱すれば、明らかな偏見だ。
中國は外交で孤立しておらず、獨自の戦略を推進している。中國政府は経済主導が軍事力の投入より有利であり、低リスクであると考えている。中國のやり方は、米國には似ていない。表面的な「弱さ」は実力不足の結果ではない。これは孫子の「怒而撓之、卑而驕之」(怒にしてこれを撓し、卑にしてこれを驕らせる)という言葉によって説明できるかもしれない。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2014年9月2日