APEC首脳會議後、アジア太平洋はミャンマーで開かれる東アジア?サミット、オーストラリアで開かれるG20サミットを迎える。米紙『ウォール?ストリート?ジャーナル』は、「世界の成長の原動力が乏しいため、これらの會議は積極的かつ力強い効果を生む。歐州の苦境は、世界経済の中心的な力が大西洋から離れつつあり、世界の指導力に関する期待がアジア太平洋に寄せられていることを示している」と報じた。豪紙『オーストラリアン』は、「APECの経済體は世界貿易の44%、世界のGDPの55%を占めている。G20は、世界貿易の75%、世界のGDPの85%を占めている。これはG20に、英?仏?獨などが含まれるからだ。しかしこれらの數値は、アジア太平洋が最も力強く発展している地域という事実を覆い隠せない。成長率が低下し、中國は約10%という成長率をより持続可能な7?8%に下げたが、歐州はそれ以上に成長の原動力が不足している」と伝えた。
APECと比べ、中國にはより分かりやすい変化が生じている。米紙『ニューヨーク?タイムズ』(電子版)は、「中國が初めてAPEC首脳會議の主催國になったのは、WTOに加盟し世界一の輸出大國になり間もない2001年だった。中國はその後、10數年の高度成長を迎え、今や世界2位の経済體になった。中國は今年のAPEC首脳會議により、経済の巨人、重要な地政學の參加者になったというイメージを示そうとしている」と報じた。臺灣のTVBS1は、「中國大陸の経済はこの13年間で急成長した。前回はまだ臺頭の段階だったが、今回は積極的に大國の実力を示そうとしている」と伝えた。臺灣紙『旺報』は、「2001年の上海APEC首脳會議と比べ、中國大陸の國際的な影響力はまさに豬突猛進の勢いとなっている。政府はAPECという場を利用し、中國の地域経済?貿易の融合における役割を強調し、アジア太平洋の政治?経済的影響力に関する発言権を強化するだろう」と報じた。
中國アジア太平洋?世界戦略研究院院長の李向陽氏は2日、環球時報の記者に対して、「前回のAPECと比べ、今回の最大の変化は、中國の世界的な地位に大きな変化が生じたことだ。中國は2001年に、世界貿易の枠組みに融合したばかりだった。中國は今日世界2位の経済體として、世界経済への影響を拡大している。中國はAPECをアップグレードさせる力と責任を持つ。もう一つの変化は、當時の國際ルールは多國間の協力の場に期待を寄せていたが、現在は主要大國の戦略に変化が生じており、多國間の協力から地域內の協力に移ろうとしていることだ。これもまた、APECの地位を高めている。中國が提案する地域経済協力は、今年のAPEC首脳會議の最大の見所になるだろう」と指摘した。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2014年11月3日