世界保健機(jī)関(WHO)は4日、スイスのジュネーブで新型コロナウイルスに関する技術(shù)報(bào)告會(huì)を行った。WHOのテドロス事務(wù)局長(zhǎng)は発言のなかで、渡航や貿(mào)易の制限など「國(guó)際保健規(guī)則」(IHR)に合致しない制限措置を取らないよう再度強(qiáng)調(diào)し、関係國(guó)に感染拡大阻止の「好機(jī)」を逃さず、WHOと新型コロナ ウイルス感染癥例に関する情報(bào)を共有し、団結(jié)して感染拡大を食い止めよう促した。人民日?qǐng)?bào)が伝えた。
テドロス事務(wù)局長(zhǎng)は新型コロナウイルス感染による肺炎の最新統(tǒng)計(jì)データを報(bào)告し、「現(xiàn)在、感染の99%は中國(guó)で発生している。國(guó)際社會(huì)はパニックになる必要はなく、感染拡大予防?抑制の『好機(jī)』を逃さず、団結(jié)して対応するべきだ」との考えを示した。そのため、テドロス事務(wù)局長(zhǎng)はWHO加盟國(guó)に対し、詳細(xì)な情報(bào)共有、渡航?貿(mào)易制限の回避、官民の協(xié)力による対応という3點(diǎn)を要請(qǐng)した。
テドロス事務(wù)局長(zhǎng)は、「現(xiàn)在22ヶ國(guó)からWHOに制限措置の報(bào)告がなされている。これらの國(guó)は制限措置の期間を短縮するべきであり、しかも制限措置は公共衛(wèi)生上のリスクに見(jiàn)合ったものでなければならないと同時(shí)に感染狀況が変化した場(chǎng)合は速やかに調(diào)整するべきだ」と述べた。またテドロス事務(wù)局長(zhǎng)は各國(guó)に対し、IHRに合致しない制限措置を取らないよう呼びかけ、「こうした制限措置はパニックの拡大や特定國(guó)に汚名を著せるといった影響を及ぼす可能性があり、公共衛(wèi)生にとってのメリットはほとんどない」と述べた。
テドロス事務(wù)局長(zhǎng)は、「現(xiàn)在、中國(guó)以外の感染癥例のうち、WHOが完全な感染癥例報(bào)告を受けているのはわずか38%しかない。高所得國(guó)のなかには、WHOとのデータ共有においてその他の國(guó)にはるかに遅れを取っているところもある」とし、「こうした國(guó)に対応能力が欠けていることがその理由だとは思わない」と述べた。またテドロス事務(wù)局長(zhǎng)は、「詳細(xì)なデータが提供されなければ、WHOは感染狀況の変化とそれによって起こる可能性のある影響について評(píng)価を下すことが難しくなり、最も合理的な勧告を行うことができなくなる」とし、すべてのWHO加盟國(guó)に対し、義務(wù)を履行し、迅速に流行病學(xué)や臨床癥狀、コミュニティ調(diào)査?研究など感染者関連の詳細(xì)な情報(bào)を共有するよう呼びかけた。(編集AK)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2020年2月7日