新型コロナウイルス肺炎が全世界で急速に蔓延しており、中國域外の感染者が7萬人を突破した。この肝心要の時に、米國の一部の政治家は感染癥を利用し差別を煽り、中國を中傷?攻撃する「政治のウイルス」を撒き散らしている。感染癥が広がるなか、「政治の密輸品」を売りさばき、ウイルスにより他國に汚名を著せるのは悪質(zhì)かつ幼稚だ。國際協(xié)力?交流ルートを遮斷し、世界の感染対策の協(xié)力を損ねるばかりだ。
米國のポンペオ國務(wù)長官とオブライエン國家安全保障擔(dān)當(dāng)大統(tǒng)領(lǐng)補(bǔ)佐官らによる安っぽい政治ショーを見てみよう。彼らは新型コロナウイルスを「武漢ウイルス」「中國ウイルス」と言い張り、「中國の処理方法は不正確」「感染狀況を隠蔽」と言い濡れ衣を著せている。中國の力強(qiáng)い行動が世界の感染対策の「貴重な時間」を稼いだことは、國際社會から公認(rèn)されている。しかしこれらのいわゆる政治のエリートは見て見ぬ振りをし、中國に反対し中國をけん制することを忘れない。新型コロナウイルスは世界の公敵であるが、彼らの反中の「武器」になるとは意外なことだ。
政治的な侮辱と中傷が米國を再び偉大にすることはない。米國の國內(nèi)では現(xiàn)在、感染狀況が深刻になっており、米政府の対応の遅れが各方面から批判を浴びている。米國の戦略國際問題研究所副所長、グローバルヘルスポリシーセンター長のスティーブ?モリソン氏は「中國の実施した厳しい隔離措置は我々の貴重な時間を稼いだが、我々はこの時間を利用し有益な準(zhǔn)備を整えることができたか」と質(zhì)問した。
感染癥は一枚の鏡だ。良識と責(zé)任を映し、また傲慢、偏見、無知を映す。「中國は東亜病夫」とでたらめなことを言い、武漢とイタリアの「封鎖」措置をダブルスタンダードで捉えるのは、根深い偏見があるからだ。
感染癥のパンデミックを受け、各國は自國の狙撃戦に専念し、國際協(xié)力も強(qiáng)化しなければならない。この肝心要の時にごたごたを引き起こし、中傷し罪をなすりつけても自國の感染対策に資さず、また國際社會の主流の民意に背く。貴重な時間を浪費(fèi)し、感染対策のチャンスを逃すばかりだ。
國際衛(wèi)生法學(xué)者16人が『ランセット』に掲載した記事の中で指摘したように、恐怖、デマ、人種差別、排外主義に基づく対策が、新型コロナウイルスという突発的な事件から人類を救うことはない。ウイルスに國境はない。各自で戦うのではなく団結(jié)?相互支援し、自己中心的で狹隘な心をもつのではなく一心同體となり、各國が同じ船に乗り協(xié)力することで、世界の感染対策の勝利を収めることができる。
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」2020年3月16日