中國國內の新型コロナウイルス感染狀況の持続的な好転に伴い、中國はその他の需要を持つ國に力の及ぶ限りの援助を行い、支援先の政府、國民、國際社會から広く稱賛されている。それと同時に一部の西側の政治家及びメディアは中國の善意と行動を歪曲し、世界の共同感染対策の雰囲気を損ねている。
彼らは中國の対外援助を「感染対策の主導権を模索」「他國の民意を操作」「気前のいい政治」とし、さらに他國に対して中國の「下心」に警戒するよう扇動している。先ほど騒がれた中國に汚名を著せる言論と同様、上述した言論も感染狀況を政治に利用するものだ。頑迷に価値観に基づく偏見により問題を捉え、孤立した地政學的な目で中國を解釈し世界を見る西側の一部の人物の心の狹さ、身勝手さを反映している。
彼らの論理によると、中國が対外的に物資を援助し、ウイルスの情報及び感染対策の経験を共有することには地政學的な目論見、それから自國の制度面の優位性を宣伝する目的がある。分かりやすく言えば、中國が何をするのかは重要ではなく、中國がすることならば「下心」があるというわけだ。彼らがいつまでも色眼鏡を外したがらないことから、中國の行動と動機は常に客観的に見られることがない。
中國の対外援助をどのように捉えるべきか、中國の感染狀況における行為をどのように捉えるべきか。筆者は少なくとも次の3點から観察できると考える。
(一)中華民族は恩に感謝する民族だ。中國の感染対策の「前半戦」において、國際社會の援助は中國が最も苦しい時期を乗り越えるための支えになった。世界が「後半戦」に入ると、中國は返禮を送り、力の及ぶ限り各國に援助し、報いている。中國は援助でハートとソフトの結合を重視し、醫療防護物資を送るほか、一部の國に専門家チームを派遣している。さらに國際動畫交流會などの各種形式により感染対策の経験を共有している。
(二)中國は責任ある國際社會のメンバーだ。中國は今年1月3日に世界保健機関(WHO)及び世界各國に自ら情報を報告し、直ちにウイルスの全ゲノム配列を公表した。感染対策の狀況が持続的に好転するなか、中國は世界のサプライチェーン?産業チェーンの重要な一部として積極的に操業再開し、生産能力を拡大し、國際社會が必要とする醫療防護物資を殘業?徹夜で生産している。世界の感染拡大を抑制するため貢獻している。
(三)中國は終始、人類運命共同體の理念を貫いている。中國は新型コロナウイルスという全人類の敵から自分だけ逃れることのできる國はなく、情けは人の為ならずであると信じている。中國は力の及ぶ限り他國を援助すると同時に、國際社會に協力と共同感染対策を呼びかけている。先ほど終了したG20首脳の新型コロナウイルス対応の特別サミットにおいて、中國の指導者は4つの主張を掲げ、國際社會の各界から広く認められた。
大きな努力と犠牲により感染対策の段階的な重要成果を手にした中國は、対外援助の政治的な得失を計算するつもりはなく、ましてや「救世主」「感染対策の世界のリーダー」になるつもりもない。中國はそれよりも、自國の感染対策の成果をいかに確かなものにするか、各國といかに感染癥との戦いで早急に勝利を収め、経済成長を早期回復すべきかを重視している。
それと比べると、西側の一部の人物の言論が空虛であることが際立つ。事実はすでに、感染癥を政治的に利用しても自國の感染対策の役に立たず、むしろ世界の感染対策にとっての害になることを証明している。世界の感染者が85萬人を突破したが、偏見を捨て色眼鏡を外し、公正かつ客観的な目で中國を見るべきだ。中國と共に世界の公衆衛生事業に貢獻するべきだ。こうして初めて中國の対外援助を真に理解することができる。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2020年4月2日