感染癥への勝利を決める決定的な要素
張氏によると、感染流行の初期、金銀潭病院の醫療従事者が不足していた。解放軍と上海の醫療チームが駐留した後、十數の醫療チームが金銀潭病院に援助を提供した。張氏はこれらの援助について、「感動」「感謝」という言葉で応じた。「解放軍と各地の醫療チームが自ら申請し、武漢に応援に駆けつけ、ためらうことなく突入した。『逆行者』とは実に素晴らしい描寫だ」
張氏は感染期間中、筋萎縮性側索硬化癥(ALS)を患っていることを隠し、現場で作業を行っていた。張氏は自分の癥狀について、「これは慢性疾患だ。しかし癥狀が急激に悪化する可能性があるとも聞いている」とあっさり話した。歩く時に足をやや引くだけで、張氏は病人らしく見えない。張氏も自分が病人だと感じたことはない。「病気は個人のことで、上には報告していない。癥狀が悪化すれば働けなくなるので、手元の仕事を急いで終わらせなければならない」
湖北省委員會は4月10日、感染対策で活躍し、業績が際立っている、人々から公認される幹部4人の抜擢を検討した。張氏はその中の1人だ。張氏はアルジェリア醫療チームで2年の勤務歴を持ち、汶川地震の災害支援に參加している。張氏はさらに湖北省初の「國境なき醫師」で、パキスタンで醫療プロジェクトに參加したことがある。張氏は、醫療従事者は人助けで喜びを感じるが、感染癥を迎え、國の力強い動員メカニズムが感染癥に勝利を収める決定的な要素であることを深く実感したと述べた。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2020年4月28日