王毅國務(wù)委員兼外交部長（外相）は11日に北京で、「2020年の國際情勢と中國外交」シンポジウムの開幕式に出席し、基調(diào)演説を行った。

王部長は、「現(xiàn)在、中米関係は再び新たな歴史的岐路に立っている。両國は両國民の根本的利益に立ち、世界各國の共通の幸福を考慮し、國交樹立以來の両國の互恵協(xié)力の経験を総括し、中米関係が健全に安定して発展する戦略枠組みを再建する必要がある。雙方はそのために向き合って進(jìn)み、共に努力すべきだ」として、以下の必要性を指摘した。

（1）対話の再開。意思疎通と対話は互いの戦略的意図と內(nèi)外政策を正しく理解する有効なルートだ。中國側(cè)は米側(cè)と各レベル、各分野で対等な対話を始め、率直で踏み込んだ、建設(shè)的な意見交換をすることを望んでいる。小異を殘して大同につき、溝を適切に管理することを目指す。

（2）協(xié)力の再開。互恵協(xié)力は両國関係を安定させる「バラスト」であり、推進(jìn)力を生む「スクリュー」だ。今、雙方は新型コロナウイルス対策で協(xié)調(diào)と協(xié)力を行い、共に新型コロナに打ち勝つべきだ。また雙方には、世界経済や気候変動(dòng)、テロ対策、サイバーなど重大な問題について意思疎通を強(qiáng)化し、世界の平和?安定及び世界経済の回復(fù)のために公共財(cái)をさらに多く提供すべく努力する責(zé)任もある。

（3）相互信頼の再構(gòu)築。相互信頼は両國関係の健全で安定した発展の前提條件だ。そして信頼は客観性と理性を基礎(chǔ)に築かれるものだ。米側(cè)は中國に対する戦略認(rèn)識を正すべきだ。中國を脅威とみなすのではなく、積極的、建設(shè)的な姿勢で中國の発展を受け止めるべきだ。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2020年12月14日