中國外交部(外務省)の9日の定例記者會見で、趙立堅報道官が香港特區行政長官選挙に関する質問に答えた。
【記者】香港特別行政區の次期行政長官選挙が8日に終了したが、EUは「今回の選挙過程が『一國二制度』の原則をさらに瓦解させ、民主主義の原則と政治的多元主義に反するものであったことに遺憾の意を表する」との聲明を発表した。これについて中國のコメントは。
【趙報道官】この聲明については、外交部駐香港特派員公署と歐州連合(EU)中國政府代表部の報道官が、すでに対応した。5月8日、香港特別行政區第6期行政長官選挙が順調に実施され、李家超氏が高得票で當選した。選挙過程は法規に基づき、公平で公正かつ秩序あるものだった。この結果は、香港特區の新選挙制度の民主性と先進性を存分に示し、新選挙制度が「一國二制度」原則と合致し、香港地區の実際の狀況に即した良い制度であることを物語るものであり、団結して奮進するという香港社會各界のメインストリームの民意と強い共通認識の表れだ。次期行政長官は必ずや次期特區政府と各界の人々を率いて、香港地區の発展の新局面を共に切り開くものと信じる。
香港地區の新選挙制度が全面的に定著し、民主主義が発展し、最適化され、向上している中、EUなど外部勢力は性急に今回の選挙の過程と結果についてとやかく言い、非難し、中傷した。これによって彼らは、民主主義と自由の旗印を掲げて、中國の內政に干渉し、香港地區の繁栄と安定を壊す本性を露呈した。
香港地區は中國の特別行政區であり、香港地區の選挙は完全に中國の內政であり、いかなる外部勢力にもむやみに指摘する資格はない。香港地區に干渉する外部勢力の企ては徒労に終わるだけだ。
西側の特定の國々は、香港地區が祖國に復帰してすでに25年になるという現実を直視し、混亂から安定への移行という香港地區の大勢を明確に認識し、香港地區を混亂に陥れ、中國を抑え込むいかなる形の企ても直ちに止めるべきである。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年5月10日