日本メディアの報(bào)道によると、日本の観光庁は自民黨観光対策特別委員會で10日、中國人富裕層の個(gè)人旅行を解禁する方針を示した。3月末頃までに観光ビザ発給條件の修正案をまとめる。「新聞晨報(bào)」が伝えた。

　上海の旅行社によると、個(gè)人観光ビザ政策が緩和されれば、日本ツアーの観光客數(shù)は30％以上増えるとみられる。日本ツアーは現(xiàn)在、6日間の旅が主流で、短期間でも4、5日のものが多い。ビザ発給の緩和後は、週末を使った2泊3日の旅なども打ち出される見込みだ。

　▽「家族ツアー」の失敗

　観光客の増加を促すため、日本政府は昨年3月1日から、観光ビザ発給條件を緩和する政策を取った。ガイドの同伴があれば、2、3人の個(gè)人客でも観光ビザが下りるようになった。だがこの政策には依然として制限が多く、ツアーの引率者やガイド、専用ドライバーなどもつけなくてはならない。平均費(fèi)用は、2人で旅行すると一人2萬元以上となる。政策実施から昨年末まで、このビザを取得した人は10人に満たなかった。「日本が打ち出した家族ツアー戦略は失敗に終わった」と上海青年旅行社海外旅行部の周迎風(fēng)?総経理は語る。

　▽リピーターのニーズ

　上海錦江旅行社海外旅行部の楊東?副総監(jiān)によると、日本旅行の主流は「6日間の旅」で、一部には4、5日のものもある。そのほとんどは、初めて日本を旅行する人を?qū)澫螭衰攻饱弗濠`ルが組まれている。「大阪?東京6日間の旅」や「北海道?東京6日間の旅」などの中心的ツアーは、スケジュールが整っているというメリットはあるものの、新鮮さを欠く。特定の観光スポットや地方文化に興味があっても、それ以上の見物はできない狀態(tài)で、観光客の個(gè)別のニーズを満足することはできなかった。

　多くの旅行社が設(shè)けている日本ツアーはどれも主流ルートばかり。「北海道スキーの旅」「沖縄リゾートの旅」「九州溫泉めぐり」などの変わったルートは、休暇期間などに限って打ち出されていた。日本観光のリピーターには個(gè)性的なルートを希望する人も多いが、政策の制限があるため、短い時(shí)間に主要スポットをめぐるスタイルが依然として主流だった。

　▽今後は週末旅行も

　上海の複數(shù)の旅行社によると、日本ツアーの開放以來、観光客數(shù)は毎年20％前後で増加してきた。若いホワイトカラーの中には個(gè)人旅行で日本に行ってみたいという人も多く、日本ツアーに參加したことのある人にはとりわけこのようなニーズが高かった。日本旅行そのものもリピーターを生みやすい市場だ。もっとも上海青年旅行社の周迎風(fēng)氏によると、個(gè)人観光ビザで日本を旅行すれば、そのコストはツアーよりずっと高くなるはずだと語っている。

　専門家によると、観光ビザ政策の緩和後、週末を利用した2泊3日のツアーなども多くなっていく見通しだ。溫泉やディズニーランドなど特定の目的地への観光も人気になるとみられ、リピーターも大幅に増えると予想される。

　▽日本ツアー開放の歩み（資料）

　2000年　中國人の自費(fèi)での日本観光旅行が開始

　2005年　中國人の日本ツアーの全面的開放を日本が宣言。ツアーの規(guī)模は、ガイド1人を含む5人から40人とされた。そのため、ツアーの最低人數(shù)は4人となっていた。

　2008年　日本がビザ発給の條件を緩和。ガイドが付き添っていれば、2、3人の個(gè)人旅行者もビザを取得できるようになった。（編集MA）

　「人民網(wǎng)日本語版」2009年2月13日