中國軍控與裁軍協(xié)會（CACDA）理事、人民解放軍元少將　徐光裕

釣魚島周辺で中國と日本の船舶が衝突した事件の余波はいまだ収まらない。この事件で我々がとくに注目すべきは、國家の主権と領(lǐng)土の保全を守るには、政府の行動だけでなく、民間の聲や行動も同じように重要であるということだ。民間の聲や行動は外交活動の増幅器となり、外交措置はより強力になる。また、國民が愛國の意志を示すことは、権益保護に協(xié)力する最適な方法の一つなのである。

今回、両岸（中國の大陸部と臺灣）の民間保釣（釣魚島防衛(wèi)）団體の行動は申し分ない。彼らの反応はすばやく、事件発生の3日後には香港保釣行動委員會の陳妙徳主席がメンバー7人を率いて臺北を訪問。臺灣の中華保釣協(xié)會の金介壽氏らと協(xié)議し、「保釣フォーラム」を開催した。フォーラムでは両岸の保釣団體の責任者が連名で共同聲明を発表。日本に対して逮捕された船長の釈放等を求める一方、「世界華人保釣大同盟」の設(shè)立を宣言し、両岸及び世界の華人による保釣団體の団結(jié)を確認した。彼らは世界の華人の民族復(fù)興に対する強い願いを代表するとともに、全中國人民の主権と領(lǐng)土の保全を守ることに関する神聖な思いと固い決心を示している。

臺灣當局は釣魚島の権益を守るという一貫した立場をはっきりと示しただけでなく、多數(shù)の巡視船を派遣して臺灣の活動家が乗った「感恩99號」の護衛(wèi)にあたっている。