中國人民銀行(中央銀行)は19日、「2007年國際金融市場報告」を発表した。
この報告では2007年、先進諸國の経済成長は鈍化し、新興市場と発展途上國は引き続き急速な伸びを維持するだろうとしている。米國のサブプライムローン問題が原因の、金融市場の動揺によるマイナス影響を払拭するため、世界の主要な経済體の中央銀行は、それぞれ一定の通貨政策の緩和を実施した。また金融市場の動揺、世界的なアンバランス問題、原油価格の高騰などの要素は、今後の世界経済の成長に影響する主要な潛在的リスクだと指摘している。
中國の金融分野の改革開放は、2007年も引き続き強化され、中國金融市場と國際金融市場のつながりは一層強固なものになった。外資系銀行の法人化改革はスムーズに行われ、外資の中國金融市場進出のペースは一層加速している。そして中國資本の國際金融市場への參入意欲が一層高まる中、中國金融市場の世界金融市場への影響力も引き続き拡大している。
中國は今後より金融市場の整備に力を入れ、市場參入者の構造の最適化や、中國金融市場における海外資金規(guī)模の適切な拡大、リスクを制御できるという前提の下での、中國資本の國際市場參入の積極的推進、金融項目の積極的かつ著実な段階的開放を推進することが必要だとしている。
「チャイナネット」2008年3月20日 |