■中國は先に排出して後に対策という先進國と同じ轍は踏まない
ロンドン?スクール?オブ?エコノミクスのニコラス?スターン教授:中國は省エネ?排出削減に関し、第12次五カ年計畫でより高い目標を打ち出すつもりか?
溫総理:溫室効果ガスの排出問題は、過去百數十年の先進國の工業化の結果だ。中國のような発展途上國は、人口1人當たり排出量も、歴史的な排出量も、多いものではない。私たちが責任ある発展途上國として打ち出した自主的な排出削減目標は誠意あるものであり、中國は先に排出して後に対策を講じるという先進國のたどった道は決して歩まない。私たちは省エネ?排出削減を重要な戦略方針と定め、第11次五カ年計畫、第12次五カ年計畫、そして今後の発展の全過程においてこれを貫徹する。第11次五カ年計畫で私たちは、5年間で単位GDPあたりのエネルギー消費量を20%削減するという目標を定めた。こうした目標を達成するためにすでに大きな代償を支払い、4年間で鉄鋼の生産能力を1億トン圧縮し、小規模火力発電を6000萬キロワット圧縮し、さらにセメント生産量も圧縮した。これらはいずれも労働者の雇用に大きな圧力をもたらしている。
私たちは「共通だが差異ある責任」の原則を堅持する。私たちの排出削減は自主的なものであり、その目標は拘束的なものであり、全國人民代表大會での承認を経た、評価を要するものだ。COP15で私は、2020年までに中國の二酸化炭素排出の強度を40潤?45%削減すると、中國政府を代表して厳粛に宣言した。私たちはこの目標を第12次五カ年計畫に盛り込む。中國は自らの排出削減目標になんら條件をつけておらず、より良い結果に向けて努力する。