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中米の良好な関係維持のカギは米國に

タグ: 中米 関係 経済 対話

発信時間: 2010-05-24 18:21:18 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

第2回中米戦略?経済対話が今日開幕する。米國からはヒラリー?クリントン國務長官とティモシー?ガイトナー財務長官が率いる、內閣?連邦政府の関係者200人からなる大規模な代表団が北京を訪れ、対話に臨む。中國からは同じく大勢の閣僚や政府関係者が出席する。かつてない大規模な陣容から、両國関係の極めて大きな重要性と極めて大きな複雑性とがありありとうかがえる。「國際金融報」が伝えた。

中米関係の重要性は誰しも認めるところだ。今回の対話は、世界最大の先進國と世界最大の発展途上國との間で行われる対話であり、世界で最大最強の國と急速に発展を遂げる大國との間で行われる交流であり、世界一の経済體と世界2位になろうとしている経済體との間で行われる「切磋琢磨」だといえる。両國関係は複雑さを回避することはできない。両國の間には相互に依存しあう緊密な関係がすでに存在しており、相互に警戒しあう予防の意識もまた存在している。そこでトップレベルでの対話がぜひとも必要になる。

中米関係はこのように重要であり、絶えず摩擦が起こっている。では両國関係にはどのような問題點があるか。それは次の2點にほかならない。第一に、米國の保守勢力と世論の主流はいまだに冷戦イデオロギーを放棄していないし、放棄しようとしていない。このため中國國內でなんらかの不確定要因がひとたび発生すれば、米國の保守派?世論の主流はこれを大っぴらにあるいは密かに勵まし、支持するのだ。第二に、米國の「リーダー意識」が中國を警戒するもう一つの根本的な原因だ。米國は心情として他國が米國に取って代わることを受け入れられないし、他國の後についていくこともできない。他國が安全な距離を保って自分の後ろにいるのでなければ、圧力を加えて退卻を迫る。1980年代の日本がまさしくこのケースだ。

こうしたわけで、米國は中米関係を決定する主導者である。改革開放後の中國はとっくにイデオロギーで線を引くことをやめ、世界のすべての國々と平等互恵の基礎に立って交流を繰り広げている。だが米國はイデオロギーで線を引くことを堅持し、中國の発展を制約しようとしている。たとえば、米國は対中ハイテク技術の輸出を制限しているだけでなく、歐州連合(EU)の対中武器売卻の解禁を阻止することにも力を入れている。

中國は戦略性と全體像という高見に立ち、長期的な視點で両國関係に対処し、両國関係を保護すると再三表明してきた。だが米國はいまだ中國の提案に公式に賛成していない。1990年代末、クリントン大統領時代に両國は「戦略的パートナーシップ関係」を樹立したが、実質的な効果が現れないうちに、ブッシュ大統領が政権を執り、両國関係は「戦略的競爭相手」とされるようになった。その後はたびたび「複雑な関係」とされるようになった。

中國に対して要求があるときの米國は「同じ舟に乗る者同士助け合おう」と甘い言葉をささやくが、危機や困難が過ぎ去れば、渡り終わった橋を壊して中國の核心的な利益に損害を與える可能性がある。中國は警戒を怠ってはならない。

「人民網日本語版」2010年5月24日

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