中國企業(yè)家調(diào)査システムがこのほど発表した「2010年中國企業(yè)経営者成長?発展専門テーマ調(diào)査報告」によると、企業(yè)がこれから直面する最大の課題は原材料コストと労働力コストの上昇だと回答した企業(yè)経営者は8割、これから迎える最大のチャンスは國內(nèi)市場のニーズの伸びだと回答した企業(yè)経営者は7割に上った。
報告の基になったのは第17回全國企業(yè)経営者年度追跡調(diào)査で、同システムが企業(yè)経営者を?qū)澫螭趣筏茖g施したもの。「企業(yè)が今後3-5年で直面する最大の外からの脅威は何か」について質(zhì)問したところ、「國內(nèi)の原材料コストと労働力コストの上昇」と回答した人が77.9%に上り、最も多かった。このほか、「行政の政策の変更と政府による干與の強化」とした人は28.9%、「顧客ニーズの変化」とした人は28.5%、「発展途上國の企業(yè)の低コスト競爭」とした人は26.3%に上った。
「企業(yè)が今後3-5年間に迎える最大の外的チャンスは何か」をたずねたところ、回答者の75%が「國內(nèi)市場のニーズの伸び」と回答し、他の選択肢を大幅に上回った。このほか「國際市場のニーズの再復興」が36.8%、「新業(yè)界や新製品の登場」が31.2%に上った。
企業(yè)の優(yōu)位點についてたずねると、「生産力」と回答した人が65.7%、「営業(yè)販売能力」とした人が52.3%に上った。企業(yè)の劣位點についてたずねると、「研究開発能力」を挙げた人が47.7%、「資本?資金調(diào)達力」として人が45.9%に上った。
調(diào)査によると、世界金融危機への対応プロセスの中で、新製品と新業(yè)務の開発、製品のグレードアップやバージョンアップ、國內(nèi)市場の開発などが、企業(yè)の主な対抗策となった。調(diào)査で対抗策として「新製品?新業(yè)務の開発」を挙げた人は66.4%で最多數(shù)を占め、「技術水準の向上、ハイエンド製品の開発」は50%、「中國國內(nèi)市場の開発」は48.4%、「非中核業(yè)務の縮小、十分な資金?資源の確保」は32%に上った。
同システムの分析によると、全體として生産要素の低コストという優(yōu)位點を中心とした低コスト?低価格競爭から、海外?國內(nèi)両市場を視野に入れた製品?技術の差異化競爭に軸足を移すことが、ポスト危機時代における中國企業(yè)の基本的戦略の方向性となっている。また企業(yè)の獨自開発能力と資本?資金調(diào)達能力の向上が、こうした戦略モデルの転換を達成するための重要な土臺になる。
「人民網(wǎng)日本語版」2010年5月31日