丹羽宇一郎新駐中國大使は23日、「日本は早急に中國と自由貿(mào)易協(xié)定の協(xié)議に入るべき。進めなければ、日本は沈沒する」と述べた。

丹羽氏は23日、東京の外務(wù)省でメディアのインタビューに応じた。中國大陸と臺灣は6月29日に『両岸経済協(xié)力枠組協(xié)定（ECFA）』を締結(jié)し、韓國も中國との二國間自由貿(mào)易協(xié)定の締結(jié)に意欲を示している。長期にわたり、日本は中國、韓國との自由貿(mào)易協(xié)定の締結(jié)に努めてきたが、合意に達することはできなかった。丹羽氏は、「10年に及ぶ交渉をしてきたが、何の成果も得られていない。菅直人首相は早急に中國との協(xié)議に入るべき。日本は中國市場を失ってはならない」と述べた。

丹羽氏は6月に日本駐中國大使に起用された。1972年の中日國交正常化いらい、民間からの起用は初めてとなる。

丹羽氏は、「中國は経済と軍事の強國としての役割に適応しつつある。中國は自身の言動が全世界に大きな影響を及ぼすことを認識する必要がある」と話し、東中國海ガス田の中日共同開発の合意に楽観的見方を示した。

「中國網(wǎng)日本語版（チャイナネット）」　2010年7月27日