中國政府が國境を越えた貿(mào)易における人民元建て決済業(yè)務(wù)の試験的実施を宣言してからというもの、日系の銀行は同業(yè)務(wù)に參入すべく、さまざまな準(zhǔn)備作業(yè)を積極的に進(jìn)め、一連の試験的操作も実施した。最近では、恒生銀行などの非日系銀行も日本での人民元建て貿(mào)易決済業(yè)務(wù)を積極的に打ち出しており、同業(yè)務(wù)の取り扱いを希望する銀行は増える一方だ。

中國銀行東京支店によると、今年3月に日本?大阪市のある企業(yè)が中國から商品を輸入した際、信用狀に基づき、商品代金として20萬元を支払った。これは日本國內(nèi)で真の意味で國境を越えた人民元建て貿(mào)易決済が行われた初めてのケースとなった。

2009年7月に國境を越えた人民元建て貿(mào)易決済業(yè)務(wù)が試験的にスタートして以來、日本の大手金融グループは香港やシンガポールなどの支店で、人民元建て貿(mào)易決済業(yè)務(wù)、人民元建て預(yù)金、外貨取引、人民元建て資金貸付といった各種人民元業(yè)務(wù)を積極的に展開している。日本企業(yè)だけでなく、他國や他地域の企業(yè)もターゲットだという。

日本三大金融機(jī)関は取材に応える中で、いずれも人民元建て決済業(yè)務(wù)への高い関心を示した。

三菱東京UFJ銀行は、今年3月に中日間貿(mào)易での人民元建て決済を試験的にスタートした。日本のDIC株式會(huì)社が中國にある子會(huì)社から日本の本社への商品代金支払いに際して、人民元建て決済を採用したが、當(dāng)時(shí)は人民元が日本國內(nèi)で使用不可能だったため、同行は決済と同時(shí)に元をドルに両替して本社の口座に振り込んだ。同行がこれまでに取り扱った人民元建て決済業(yè)務(wù)は10件を超えたという。