ボストン?コンサルティング?グループが発表した最新の研究報告によると、中國の中産階級と富裕層の數は向こう10年で1億5000萬人から4億人以上に増加し、うち70%以上が小都市の住民となる見通し。同グループは、多國籍企業は中國の80%の中産階級と富裕層をカバーしたければ、340都市に進出する必要があるが、カバー率を10年間維持したければ約550都市に進出しなければならないと提言する。
報告で定義されている中産階級と富裕層は、月収が5000元以上の消費者を指す。報告では、都市化により中國の多くの新興都市の近代化が急速に進んだとしている。2015年までに中國は日本を超え、米國に次ぐ世界2位の消費市場になり、2020年までに中國の中産階級と富裕層の數は1億5000萬人から4億人に増え、うち3分の2が小都市の住民になる見通し。また、約800都市(都市部、郷と鎮の市街地を含む)で1人當たり可処分所得が上海の現在の水準を上回り、これらの階層の消費意欲は高まることが予想される。
ボストン?コンサルティング?グループは、2020年まで、中國の消費者の消費意欲は世界トップとなり、世界をリードする立場を維持すると見ており、多國籍企業に小都市の中産階級と富裕層がもたらすチャンスをしっかり摑むよう提案した。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2010年11月9日