世界銀行グループの國際金融公社（IFC）はこのほど杭州市（浙江省）政府と、省エネルギーを共同で支援するための融資に関する了解覚書に調(diào)印した。IFCが「中國省エネ?汚染物質(zhì)排出削減融資プロジェクト」をスタートして以來、中國の都市の政府との間で協(xié)力関係を結(jié)んだのは今回が初めてのケースだ。「人民日報」海外版が伝えた。

同覚書によると、雙方は損失の分擔(dān)メカニズムをうち立てて、省エネ?汚染物質(zhì)排出削減プロジェクトを行う同市の企業(yè)への協(xié)力銀行からの融資に対して、貸出リスクをめぐる支援を提供するという。同市の楊戌標(biāo)常務(wù)副市長の説明によると、協(xié)力銀行が企業(yè)に提供する融資額は、第一期資金が10億元、総額は50億元に上る見込み。同市政府とIFCはリスクのプールを共同で確立し、貸出リスクを分擔(dān)し、また同市政府の関連部門はプロジェクト推進(jìn)に力を入れ、IFCは技術(shù)支援などのサービスを提供する。現(xiàn)在、杭州聯(lián)合銀行と浙商銀行杭州支店が第一期協(xié)力銀行に決まっているという。

IFCのラース?サネル副総裁兼最高経営責(zé)任者（CEO）は覚書の調(diào)印式で、杭州市政府は中國で初めてIFCと省エネ支援の資金協(xié)力を行う都市政府であり、関連の融資プロジェクトを進(jìn)める可能性は極めて大きい、と述べた。

「人民網(wǎng)日本語版」2011年2月11日