「海外進出」は生存ではなく発展のため
中國社會科學院農村発展研究所社會問題研究センターの于建嶸主任は、中國の近現(xiàn)代においては、1840年、1949年前後、及び改革?開放の數(shù)年前に海外移民ブームが起こったが、その共通點は、生計を立てるための移民であったことだと説明する。一方、今回移民ブームの特徴は、移民者の多くが一定の経済基盤を持ちながら、さらに発展するために海外へ渡ることだという。
浙江省、広東省など古くから多くの移民を輩出している地では、以前は貧しい地域ほど移民者が多かったが、生活の改善に伴い、現(xiàn)在はその出身地、層、目的、方法に大きな変化が現(xiàn)れている。
広州のある移民投資コンサルティング會社の社長は、「広東省の移民は、以前は開平や臺山などの山間部の農民が多かったが、現(xiàn)在は珠江デルタ地域の都市に集中し、高等教育を受けている人が多い?!豪弦泼瘛护现袊螂xれている時間が長く、飛行機代を稼ぐのも大変なため、4、5年に1度も帰國できないほどであったが、『新移民』は祖國と移住先を頻繁に行き來し、一週間に1度帰國する者もある。移住先と祖國の両方で商売をしているからだ」と話す。
改革?開放以來、浙江省の溫州市は40萬の「新華僑」を輩出してきた。彼らは歐米各國やオーストラリアに分布し、主に飲食業(yè)や貿易業(yè)を営んでいる。彼らが海外で永住権を取得する理由は、商売に便利だからというだけでなく、子どもの教育のためでもある。広州景洪移民顧問公司の関景鴻會長によると、現(xiàn)在、米國に上場している中國の民間企業(yè)のオーナーの80%以上が外國の永住権を持っているという。ここから、永住権は、企業(yè)の上場と海外進出に多くの便をもたらすものであることが分かるだろう。