中國産航空機の市場での歩みが加速している。1月には第一期ユーザーが確定して、100機の生産を受注した。これに続き、今月11日には國産大型機の研究開発を擔當する中國商用飛機有限責任公司(中國商飛)が、大型旅客機「C919」の型式合格書の申請を中國民用航空局によって受理されたことを明らかにした。國內?海外で注目を集めるC919が、適航基準に基づく全面的な研究に続き、市場參入の「許可証」獲得に向けて動き出したことがうかがえる。「北京商報」が伝えた。
同公司の金壯竜総経理(社長)によると、C919は國內で適航基準に基づく許可証の取得を目指すだけでなく、歐米市場にも照準を定めており、すでに歐米の管理部門の航空許可証の取得に向けた動きがスタートしている。取得できれば、國産大型旅客機が現在稼働中の世界の先端企業の航空機と同レベルの安全水準に達していることが明らかになる。
適航基準の適航とは、航空機、エンジン、部品が、當該型式の設計基準を満たすとともに、安全な運行を可能にするものであることをいう。適航管理規定によると、航空機メーカーは研究開発の初期段階で、政府の適航管理部門に型式合格書の申請を提出し、國の適航基準を踏まえて研究開発を進めなくてはならない。計畫によれば、同公司は2014年に第一回テスト飛行を完了し、2016年に民用航空局が発行する型式合格書と関連の証明書を取得する予定だ。