液晶テレビの供給への影響
テレビ産業の関係者は記者に対し、「日本製のパネルを採用している企業は商品の供給に問題が発生する。とりわけ、シャープのハイエンド製品、パナソニックのプラズマテレビなどは価格が上昇したり、在庫が不足したりする。しかし、その影響はあまり大きくならない。なぜなら、これらの企業は日本以外にも生産ラインを持っているからである」と述べた。
■ 市場の反応
メモリ、チップ価格が高騰
中関村の電子製品売り場では、チップやメモリが大幅に値上がりした。キングストンブラッシュメモリの代理店によると、先週末は何の影響も見られなかったが、今週月曜日になってチップの価格が大幅に上昇したという。値上がり幅は10%前後で、USBフラッシュメモリーなどメモリ全般の価格が上昇した。
同代理店は、供給不足も値上げの一因だが、やはり心理的な要因が一番の原因となっているとの見方を示した。
あるアナリストは、フラッシュメモリチップ市場の動揺は比較的大きい。地震を利用してメモリチップの価格を高騰させようと狙う企業により、フラッシュメモリチップは國際的に価格が上昇してしまったと分析した。
東芝は11日、地震の影響により、三重県四日市市のフラッシュメモリ工場を操業停止にすると発表した。また、同社が巖手県にもつ工場も停電と設備損壊の影響により、納品がストップする見通しである。
東芝中國の責任者は昨日、東芝のチップ製造に支障が出たというニュースは噓であるとし、「地震の影響で操業停止となったのは半導體工場である。現在、設備の検査を進めており、いつ再開するかはまだ確定できていない。しかし、東芝のフラッシュメモリ生産には地震による影響はない」と発表した。
一部の撮影機材が在庫不足に