技術的な面でも、中國は教訓を得ることができた。つまり、生産基地を可能な限り分散するということだ。今回の震災で、主要工場が被害の激しかった地域に集中していたことから、トヨタが最大のダメージを受け、損害は一日7200萬ドルに達している。これに対し、日産は、被害が小さかった國內工場で操業を再開しており、マツダに至っては、組立工場は震災地になかったので、生産は全くストップしていない。
以上から見て、吉利や奇瑞などの中國自動車メーカーが國內各地に工場を設けていることは、理にかなった戦略といえるだろう。
「人民網日本語版」2011年3月18日