日本の対米投資の経験を見ると、中國の対米投資も合併?買収と投資?工場建設の2方面から同時に著手する必要があるのではないか。実際に米國の現在の経済情勢と今後の見通しを考慮すると、米國各地は投資?工場建設のプロジェクトを勝ち取ろうと競っており、中國の投資家はこのようなチャンスを大いに利用し、最も理想的な投資條件の獲得を目指すべきだ。また、中國の投資家にとって大きな試練である工場の管理については、関連部分での交流を強化する必要があり、特に「上司が部下を訓戒?叱責する」などといった中國式の管理を米國で行ってはならない。このようなやり方は企業の効率を下げるだけでなく、訴訟につながる可能性もある。ここで言わなければならないのは、米國に支店を設立した中國企業に評判の悪い企業がすでにあることだ。対米投資を検討している全ての中國企業はこれを戒めとする必要がある。
向こう10年、中國の対米投資はチャンスが多く、試練はそれ以上に大きい。私たちは関連の法律や制度、文化の交流に力を入れるべきで、それは中國が経済の國際競爭で乗り越えなければならない壁である。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2011年5月16日