(4)マクロコントロール政策における國際的視點が強化。開放された世界では、どの國も內部調節のみによって內外の全面的な均衡を達成することはできない。経済のグローバル化、一體化、金融の自由化というマクロな背景の下で、資本市場の國際競爭は世界各國の経済活動に重要な影響を與えている。各國は國內経済政策、特に資本市場管理など金融政策を進めるにあたり、外部のマクロ経済活動の影響と変化を十分に考慮しなければならない。
(5)構造調整の下で企業の合併?買収(M&A)?再編が通常の事に。中國経済の経験した30數年連続の急成長は、その成長基盤の違いに基づき、制度成長と要素成長の2つの段階に分けられる?,F在は構造調整を主要な成長の源泉とする構造成長の段階を迎えている。経済政策の重點は短期的な景気刺激から中期的な構造調整へと移行。経済構造調整と産業高度化の目的から、拡張性の資産再編、調整型の企業再編、支配権変更型の企業再編を含む企業再編が、將來の中國経済の運営上、ミクロの主體行動における通常の事となる。
(6)再工業化が新たな経済成長路線となる。改革開放以來、中國は経済周期を3つ経験した。各周期共に鮮明な経済発展の道を備えていた。工業化と都市化の発展の道を経験した後、中國経済は(1)都市化後の再工業化(2)一體化--という2つの可能な発展の道の選択に直面する。経済成長の福利追求段階では、経済の二元構造を変えることで、工業化と都市化の継続的発展の余地が得られる。
(7)區域経済形式の中國の二元経済構造は將來も持続する。將來どの経済區が珠江デルタ、長江デルタのバトンを引き継ぎ、中國の経済成長を先導する新たな成長軸となるか。これにはまず発展の潛在力と空間容量を見る必要がある。換言すれば、新たな成長軸となる経済區の1人當たりGDPは現在の牽引地區から程よく開きがあり、かつ一定の規模を備えていなければならない。中部地區、東北3省、西部の成都?重慶地區はいずれもその候補だ。