中國環境保護部の関係責任者は先般、環境保護部は今後、レアアース関連の生態環境の保護?回復保証金制度の実施の徹底を速やかに図り、鉱山の生態環境回復にかかるコストを企業がレアアース開発にかけるコストに組み入れることを促進すると発表した。
業界筋は、レアアース開発保証金基準がさらに引き上げられた場合、レアアース価格の上昇傾向を助長する可能性があると指摘する。
環境保護部責任者は、『國務院のレアアース業界の持続的かつ健全な発展の促進に関するいくつかの意見』で提起された、「鉱山の生態環境の保護?回復保証金制度を貫き、企業の生態環境の保護?回復における経済的責任を厳格化する」との方針に基づき、レアアース開発企業は鉱山の生態保護?回復案に基づいて、鉱山の生態環境の保護?回復に必要な金額を下回らないことを原則に、保証金を完全に納付しなければならないことになっている。保証金基準の引き上げもありうるという。
レアアース開発におけるこれまでの未解決問題や局所的な環境汚染、生態系破壊の問題、汚染環境による健康被害関連の賠償問題を解決するため、今後政府が主導し、企業と社會が參與する「レアアース鉱山生態補償メカニズム」の構築を積極的に検討する必要があるといえよう。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2011年7月31日