米連邦準備制度理事會(FRB)は9日、量的緩和政策を継続することで、中國が直面する輸入によるインフレ圧力は極めて大きくなる、との考えを表明。中國の7月の消費者物価指數(CPI)は前年同月比6.5%増と、37カ月ぶりに最高を記録した。
株価下落に物価上昇の圧力が加わったことで、庶民は耐えられなくなってきた。
福建省泉州市の宏遠紡績工場。50歳の女性労働者、周月桂さんの今月の給料は1000元近く減った。コスト上昇と注文減少などから同工場は最近、生産ライン1本を停止。このため殘業代など諸手當が急激に減り始めた。
周さんは「私のような年の者はまだいいが、若い人の多くは家族を養わなければならない。稼ぐお金で足りなければ、転職を考えたり、別の道を見つけたりするしかない」と話す。
以前、同工場はピーク時には1400人余りの従業員がいたが、今は1100人まで減少?,F地では失業率は50%以上に達している。