キュウリの種苗の仕入れ先、栽培面積、収穫時期、使用した化學肥料?農薬の名前、メーカー、販売業者、成分含有量、使用方法、範囲などの情報が黒竜江省ハルビン市の富強晨光協同組合の「農産物生産記録」に詳しく記録されている。
「これら情報によって消費者は野菜の栽培?管理期間の狀況を簡単に知ることができる。食品の安全性の問題が起きれば原因を直ぐに突き止めることができる」、協同組合の王喜光理事長はこう強調した。
同協同組合の野菜生産拠點は中國が力を入れて推進するグリーン食品原料標準化生産拠點の一つとなっている。2004年に農業省は黒竜江省でグリーン食品原料標準化生産拠點作りの実験を開始し、翌05年に全國規模で実施した これら拠點に関する全國會議が19日、ハルビンで農業省の主催で開かれた。同省がこの拠點作りについて會議を開いて検討したのは初めて。標準化生産拠點作りは伝統的農業から近代的農業へ進む補助推進裝置になりつつある。
近年、中國は農産物の品質と安全性の面で監督管理を強化しており、全體的には安全だが、依然として問題や潛在的危険があり、人々の関心が高まっている。
農業省農産物品質安全監督管理局の馬愛國局長は、グリーン食品原料標準化生産拠點作りは安全で良質な農産物の生産を核心とし、環境保護、統一対策、科學的施肥、合理的農薬使用のグリーン生産方式を推進するもので、農産物の品質と安全性を高める有効な方法であると強調した。