崔さんの説明によると、量産化には、マザーボードの設計、OSテストなど幾つかのプロセスを経なければならず、全過程を終えるには、少なくとも1年以上はかかると見られている。この間、會社の収益はゼロの上、100萬元近くもの資金がかかるため、この関門を抜ける前に中小企業のほとんどが死に絶える。資金力のない中小企業はせいぜい他社が設計した電子回路基板のレイアウトをそのままコピーするか、少し手を加える位が関の山である。だが、ゼロから制御基板を開発するには相當の困難がつきまとう。崔さんの友人は「自殺行為だ」と警告したらしいが、崔さんの會社のような零細企業にとって、まさにそうだと言えるだろう。
資金力のある超大手CPUメーカは、こうした開発コストを効率的に回収することができる。例えば、インテル社はマザーボードを自社生産するだけでなく、川下のマザーボードメーカにマザーボードの參照設計を提供している。つまり業界を率いるリーディング?カンパニーが存在するのである。だが、中國國內のCPU設計會社のほとんどが小規模の企業である。