中國國土資源部は3日に北京で、初の「中國鉱物資源報告」を発表した。同報告書によると、第11次5カ年計畫期間中、中國は主要鉱物の調査で重大な進展を達成し、埋蔵量?が大幅に増加した。未調査の鉱物資源も大きな潛在力を秘めている。國際金融報が報じた。
同報告書によると、國土資源の大規模な調査を実施後、鉄、銅、カリウム塩?等、中國で欠乏している鉱産物の調査が重大な進展を達成し、埋蔵量1000萬トン級の銅山、新疆ウイグル自治區ロプノール(羅布泊、ロプ湖)の1億トン級のカリウム塩鉱、阿吾拉勒の10億トン級の鉄鉱山等、新たな資源拠點が形成された。2006-2010年、主要鉱物の調査は重大な進展を達成し、新たに発見した鉱山は2839ヶ所に達し、1億トン級の油田7ヶ所、1000億立方メートル級のガス田10カ所、100億トン級の炭鉱3ヶ所、10億トン級の鉄鉱山2ヶ所、1000萬トン級の銅山2カ所を発見?評価した。主要鉱物の埋蔵量が大幅に増加した。
中國國土資源部の張洪濤チーフエンジニアによると、中國鉱物資源の調査率は平均36%で、うち鉄鉱山は27%、ボーキサイトは19%に達した。全國石油?天然ガス資源評価によると、中國の石油地質調査率は26%に達し、調査の中期に入っている。天然ガスの調査率は15%で、調査の初期段階である。中國の鉱産物の埋蔵量は今後も増加する。
同報告書は、中國の鉱物?資源の埋蔵量?調査?開発?資源等の総合情報を全面的に反映した、初の報告書。中國國土資源部情報センターの韓海清主任は、「中國國土資源部は今後、中國鉱物資源の公式情報と権威あるデータを毎年公表し、國內外の採掘?地質?科學技術等に関する情報を発信する権威あるプラットフォームを築く」と語った。
「人民網日本語版」2011年11月6日